2016/09/21 04:51 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、 9月の 議事録から
昨日、9月6日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 我々は、今回の理事会で現行政策金利を維持する事を決定した。 今年の5月と8月に政策金利を引き下げたことによって現在の豪経済を下支えし、将来的にインフレ率を目標とする2%まで引き上げることが出来るだろう。今後の金融政策については、経済指標次第であるが、現行政策金利を来年まで維持する可能性がある。
(2) 豪経済は、世界的な商品市況が低迷する中、引き続き鉱山産業依存型から建築やサービスを中心とした経済への過渡期にある。
(3) インフレ率は、引き続き目標とする2~3%を下回った状態にあり、来年にかけてもこうした状況が続く可能性がある。
(4) 住宅価格は、昨年まで政策金利の低下に伴って上昇していたが、銀行監督当局によって銀行の貸し出し基準が監視されることによって抑制が効いている。その中にあって、投資用の住宅(アパートやマンション)の供給過多が続いている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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