2016/08/19 05:41 | 昨日の出来事から | コメント(3)
豪、7月の失業率は5.7%に低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2016年7月の失業率は前月の5.8%から5.7%に低下し、新規雇用者数は26,200人増加しました。これは去年の11月以来の高い雇用者数の伸びとなっています。事前の市場関係者の予想は、失業率は5.8%で新規雇用者数は10,000人の増加を見込んでいましたので、今回の予想以上にいい数字に市場は驚きをもって捉えています。 尚、労働参加率は64.9%で事前の市場関係者の予想通りとなっています。
内訳としては、非正規雇用者数は71,600人増加する一方で、正規雇用者数が45,400人減少しています。 前月までの数字では、非正規雇用者数がトレンド対比30,000人少なく、正規雇用者数が同じく38,000人多く推移していましたので、今回の数字によってこれらが調整された形になっています。これによって今年に入って非正規雇用者数が101,200人増加し、正規雇用者数が19,900人減少したことになります。
また、地域別では、シドニーのあるニュー サウス ウェルズ州は0.1%下がって5.2%と豪の中で最も低く、製造業の多い西オーストラリア州では、先月は0.6%低下しましたがそれでも6.4%と豪の中で最も高い失業率となっています。
Capital Economics のエコノミストKate Hickie氏は
(1) 7月の雇用統計が予想以上にいい数字であったことから、引き続き豪の労働市場は健全に推移する事が窺える。
(2) その一方で、非正規雇用者の増加に伴って労働市場にはタイト感がなく、賃金の上昇には抑制圧力がかかるであろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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3 comments on “豪、7月の失業率は5.7%に低下”
maehashi にコメントする コメントをキャンセル
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だめな人達を回りの島に移送して良い人達だけ
大陸に残してるから、潜在的な失業が健在化しないのですよ
ナウルなんて、オーストラリアの姥捨て山化してるそうですよ
明治の日本人なんて、だめでない能力あったのに
追い出されて、もっと気の毒
人を大切にしないで、よくまあ、自然保護だけ騒ぎます
クロコダイルさんは永住権があるのですか?
いつもお世話になります。
はい、残念ですが、そういう処があるのです。
つい、この間(30年前)までは、先住民アボリジニはオーストラリア人ではありませんでしたから、、、
1980年以前は、我々、東洋人(黄色人種)には、売店で新聞も売ってもらえなかったとか、、、
あれから、まだ30年しかたっていないのですから、そう簡単に社会の仕組みが根底から替わる筈がありません。表向きは、マルチ カルチャーの多民族国家と声高らかに謳っていますが、逆に言えば、そういわなければならない部分がありからこそ、豪政府はそういうのです(本当に、マルチ カルチャーの多民族国家が、完全に社会に組み込まれていれば、わざわざ言う必要がありません)。
私は、永住権を持っていますが、市民権まで取得するつもりはありませんし、豪政府もこんな老いぼれが、オーストラリ市民になられては、後々、社会保障費(老人ケアや医療費負担)が嵩みますので、声もかかりません!(笑)
その意味では、いずこも同じです。
前橋
日本人でなくて、米資本企業の人として実質
アメリカ人扱いで永住権がとれた?
普通の日本人はとても難しいのでは?
働けるビザの取得も目茶、難しいのでしょ