2016/08/18 05:41 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2016年第2四半期の賃金は+0.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2016年第2四半期の賃金上昇率は、季節調整後で+0.5%でした(年率+2.0%)。 事前の市場関係者の予想は年率で+2.1%でしたのでほぼ予想通りの結果となっています。
内訳としては、公務員の賃金上昇率が+0.6%で、民間の賃金上昇率は+0.5%でした。 事前の市場関係者の予想も、公務員の賃金上昇率が、年率+2.4%で、民間の賃金上昇率が年率+2%でしたので、こちらも事前の市場関係者の予想通りとなっています。
市場関係者は「豪の労働市場における賃金上昇率は非常に落ち着いており、賃金によるコスト プッシュインフレのリスクはほとんどない」と指摘する一方で、「企業経営者の報酬だけが大幅に上昇している」と述べ、今後、企業経営者の過大な報酬が、世間の批判の対象になるとコメントしています(先週、発表されたCommonwealth Bankの会長の2016年の報酬が前年比50%増のAUD12.3million(日本円にして約10億円)と発表され、社会から批判が上がっています)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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