昨日、民間のMelbourne　Institute Surveyが発表した4月の消費者のインフレ期待は、3月の３．２％から上昇したと発表しました。

また、RBAがインフレ率を２−３％以内に収めることが出来ると考えている人の割合は、3月の１８．６％から、１５．９％に低下したと発表しています。　背景には力強い雇用市場があり、RBAの金利引き締め政策を続ける中、インフレ期待は高まっているようです。

Melbourne Institute のリサーチ　フェローのMichael Chua氏は、

（１）今月の数字は、これまでの安定していた時期からインフレプレッシャーが膨れ上がってきている。

（２）２００９年の2月以来、初めて、RBAがインフレ率を２−３％以内に抑えることが出来ると期待している比率が、１２か月平均を下回った（RBAはインフレ率をその範囲内に抑えることが出来ないと考える人が多くなってきている）。

（３）中期的なインフレ見通しが重要になってきており、今回の数字は、生産価格の上昇より早く需要が増えると考えている人が多くなってきていることを示唆している。

とコメントしています。