2016/08/17 05:43 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA議事録から
昨日、8月2日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 現在の豪経済は、拡大基調にあるが更に一層の成長余地があり、それを実現するためには一層の金融緩和が必要であると判断した。我々としては、2016年に豪経済は2.5~3.5%の経済成長をし、2018年頃までに3~4%の経済成長をすると考えている。
(2) 現在の豪のインフレ率は、我々の目標としているレンジ(2~3%)を大きく下回っており、こうした状況は2018年頃まで続くとみている。
(3) 世界的には、豪の最大の貿易相手国である中国の動向を注視している。 現在の中国経済は失速し、今後もその傾向が続くことが予想されるからである。
(4) 国内においては、豪の住宅価格の高騰に歯止めがかかる事によって住宅バブルのリスクが減少した為、政策金利の引き下げ余地が出てきた。
今回の議事録の発表を受けて、一部の市場関係者は。「RBAは、更なる政策金利の引き下げの可能性を示唆している}と指摘し、為替市場では、豪ドルは他通貨対比で売られています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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