2016/08/10 05:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月のビジネス信頼感指数は1ポイント下落
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した7月の豪のビジネス信頼感指数は、前月の+5ポイントから+4ポイントに下落しました。 長期的な平均値は+6ポイントであり、引き続き弱含みで推移している事が窺えます。 一方で、ビジネスの現状を示す一致指数は前月の+12ポイントから+9ポイントにこちらも下落していますが、こちらの長期的な平均値は+5ポイントですので過去の平均値を上回って推移しています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回のサーベイでは、数字としてはやや弱含みであったが、我々としては今回の結果をもってしても今後の景気について強気である。
(2) 今回の結果からは、非鉱山関連産業が足元好調である事に加えて労働市場の信頼感指数が、実際の労働市場よりもアウトパフォームしている事が興味深い。
(3) 一方で、セクター毎にセンチメントが異なっており、鉱山関連産業や卸売産業が低調である一方で、サービス関連、及び、小売関連のセンチメントは好調である。
(4) 長期的には2018年にかけて景気下振れリスクが高まると予想される。鉱山関連産業は殆ど横這い、今、好調の建築関連産業はマイナス成長になると考えられ、RBAが金融政策の目標としている経済成長率2~3%を達成させる為に、RBAは更なる金融緩和政策をとるであろう。今後の政策金利は2017年にかけて1.5%程度まで政策金利は下がると予想している。
とコメントいています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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