2016/08/09 05:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の求人広告件数は0.8%減少
昨日、民間のANZグループが発表した豪の7月の求人広告件数は0.8%減少しました。 これによって前年同月比では+6.9%と前月の+8%から減少しています。 内訳としては、インターネットによる求人広告件数が0.7%減少し、新聞による求人広告件数が12.6%減少しています。
ANZ のAustralian economics 担当ヘッドFelicity Emmett氏は
(1) 豪の労働市場は、2015年に失業率のピーク6.3%をつけたが、それ以降は失業率が改善し、その過程において求人が増加傾向にあったが、今年に入って経済成長率が安定的になってきたこと、また、失業率も安定してきたことから。求人広告件数も鈍化してきている。
(2) 足元的には。5月に求人が大幅に増え、6月は緩やかになってきたことから、7月はこれまでの増加した分の反動をとらえることが出来る。
(3) また、外部要因としては、イギリスのEUからの離脱、国内では5月から7月にかけて長期に亘る選挙戦の不透明さが雇用にも影響したと考えられる。
(4) 今後は、8月2日にRBAが政策金利を引き下げたことで、労働市場も緩やかに改善傾向を辿るのではないかと期待している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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