2016/07/29 05:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期の中小企業景況感
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2016年第2四半期のNAB SME Survey(豪中小企業のビジネス コンディション)は、前期比2ポイント上昇して+6ポイントとなりました。 これは2010年以来の高い水準であり、過去の平均値に比べても4ポイント高い水準となっています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は、
(1) 今回のサーベイでは、豪の非鉱山関連企業の中規模ビジネスの景況感の良さが小規模ビジネスの景況感の良さに浸透している事がうかがえる。
(2) 中小企業の景況感の回復は大企業に比べて遅れているが、そのギャップは縮小傾向にある。また、地域別では、引き続きニュー サウス ウェルズ州とビクトリア州が好調であるが、他の地域も回復しつつある。
(3) 更に、我々を勇気づけられるのは、これまではサービス産業が好調である一方で中間産業である卸売産業が不調であったが、ここにきて卸売産業もここ2四半期続けて拡大基調にある。
とコメントしています。
こうしてみて見ますと、豪経済は、インフレ率の低さ以外は全体的に堅調に推移している事がわかります。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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