2016/07/12 05:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の住宅ローン残高は1%増加
昨日、ABS(オーストラリ統計局)が発表した5月の豪の住宅ローン残高は、季節調整後で前月比1%増加しました。 内訳としては、持ち家に対する住宅ローン残高は前月比0.6%減少しましたが、投資用物件のローン残高は、4月前月比3.9%増加しています。
一方で、件数では持ち家に対するローン認可件数は前月比1%下落して56,648件でした(事前の市場関係者の予想は-2%でしたので予想ほど悪くありませんでした)。 ちなみに3月は0.9%減少し、4月は1.7%増加しています
UBS のエコノミストGeorge Tharenou氏は「全体としては、住宅ローン市場は昨年来、緩やかな伸びに留まっている。これは、金融当局の貸し出し監視姿勢を厳しくしたことによって投資用ローンが押さえ込まれたからである。 今回のデータでは、住宅ローン市場は安定化している事を示しており、来年にかけては住宅価格が冷やされるものの暴落することはない」と述べています。
その一方で、RBAの金融政策について「我々としては、足元のインフレ率が非常に低位で推移していることから、RBAは8月に政策金利を0.25%引き下げると予想している」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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