2010/04/15 05:46 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の消費者センチメントは1%の低下にとどまる
昨日、民間のWestpac and Melbourne Institute が発表した4月の 消費者センチメントは、3月の117.1ポイントから116.3ポイント(0.8ポイント)低下したと発表しました。これまでの一連の政策金利の引き上げにもかかわらず、僅かな下げに留まったことを受けて、改めて消費者マインドの力強さを示した形になっています。
また、消費者マインドインデックスは、季節調整後で前年対比25.2%増加しています。また傾向値では3月対比0.1%低下したものの、前年対比では31.1%増加しています。
Westpacのチーフ エコノミストBill Evans氏は、
(1)4月に入って住宅ローンの金利が3月に続いて引き上げられたにもかかわらず、センチメントが殆ど下がっていないのは驚くべきことである。
(2)今回のインデックスは、一連の金利の引き上げが、まだオーストラリアの消費者にインパクトを与え始めていないことを示すものである。
(3)しかし、住宅ローンの金利水準は、これまでの経験則上、ここから更に上がるとインパクトを与え始めたことも事実である。
(4)しかしながら、今回の信頼度は、我々の予想を上回るものであり、これまでのサイクルの法則を上回る可能性が高い。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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