2016/03/31 05:16 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月末の消費者信頼感指数は1.3%下落
昨日、民間のANZ-Roy Morganが発表した3月最終週の豪の消費者信頼感指数は、前週比1.3%下落し、2週間前につけた最近のピークから一転して下落傾向を辿っています。 その背景には、昨日もこのコーナーでご紹介したようにマルコム ターンブル政権が夏にもダブル選挙に打って出る可能性から、消費者が政治的混乱を懸念している事が挙げられます。
ANZ’s のオーストラリア経済担当のヘッド Felicity Emmett氏は
(1) これまでオーストラリアでは、ダブル選挙は1987年以降やったことがなく、今回のダブル選挙の動向に国民の不安感が高まっている。
(2) 更に、来年度の予算は、国民の財政負担に直結しているため(増税)、その動向により神経質になっている。
(3) こうした事を受けて今後1年先の消費者心理は5%下落しているが、その一方で、中長期的な見通し(5年先)の消費者心理は+2.3%と楽観的な見通しとなっている。
(4) これまで、過去6週間の景気の見通しは好転してきていたが、それでも水準そのものは長期的な水準を下回ったままであった。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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