2016/03/16 05:28 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、 定例理事会の議事録から
昨日、今月1日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会メンバーは、現行の政策金利2%を維持することを決定した。
(2) 2016年1月以降の世界的な金融の不安定化に対する影響について、これを現時点で評価するには時期尚早であり、国内景気がどう失速するか、あるいは労働市場にどのような景況を与えるか注視する。よって、今後、新しい経済指標の発表を通して金融政策を適切に運営していく。
(3) 2015年の豪経済成長は3%と高い成長を確保したが、これはRBAによる金融緩和政策と為替市場における豪ドル安が景気を下支えしたことが大きい。 しかし、ここにきて豪ドルは対米ドルで8か月ぶりの高値を更新しており、我々は、この動向も注意深く見守る。
(4) 豪経済は、鉱山関連産業依存型からの脱却を目指して、まだ途半ばであるが、最近は、海外からの旅行、英語教育、健康関連等、広がりを見せている。 しかし、まだ、その動きは脆弱である。特に、中国の家計所得の増加を受けて、豪の地方からの中国向け輸出や、中国から豪の地方への観光旅行等が裾野の広がりを見せ始めている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。