2011/04/08 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の失業率4.9%、豪ドルは28年振りの高値
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した3月の失業率は、2月の5%から4.9%に低下し、雇用者数は、37,800人増えました。 事前の予想では24,000人の増加でしたので、予想を大きく上回っています。 この失業率の低さは2008年12月以来の水準であり、内訳的には正規雇用が32,100人増え、パートタイム雇用が5.700人増えています。
2011年第一四半期は、災害の影響で雇用は弱含むであろうとの見方の中で、非常に強い数字となっており、特に、災害の影響の大きかったクイーンズランド州で、復興需要で大きく増えています(政府が早めに景気対策を打ったおかげ)。
この数字の発表直後には、豪ドルは大きく買われ、対米ドルでは1983年に変動為替相場に移行して以来の高値を更新しています。
マコーリーのエコノミストBrian Redican氏は、
(1) この数字(3月の雇用統計)は雇用が堅調であった2010年の水準に戻ってきている。 更に、クイーンズランド州の雇用の増加、特に、ブリスベンのビジネス街の雇用が著しく増加している。
(2) だからと言って、RBAはパニックになることはないであろう。彼らは「景気が予想以上に堅調に推移している事を確認すると同時に、現在の金融政策がうまく機能している」と判断するだろう。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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