2016/02/10 05:57 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月のビジネス信頼感指数は変わらず
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した1月の豪のビジネス信頼感指数は、前月比変わらずの+2ポイントでした。 これは、世界経済が不安定な中、ビジネスに対してネガティブな話題の多いにもかかわらず、豪経済が健闘していることを示しています。 その一方で、今後、世界経済が更に悪化するようであれば、容易にネガティブに転落する可能性があります(現在の水準が僅かなプラス水準である為)。
また、ビジネスの現状を示すビジネス コンディションは前月比1ポイント下落して+5ポイントとなり、長期的な平均値で推移しています。
NABのチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 豪の国内景気の良さが、世界経済の不透明さを相殺する形になっているが、世界経済の不透明さが長引けば、豪の景気にもより大きなリスクが増大する可能性がある(特に非鉱山部門の景気の悪化が懸念される)。
(2) ビジネスの現状の表すビジネス コンディションは、2015年のピーク時から著しく下落しており、その大きな要因としては、鉱山資源に対する依存の高い西オーストラリアや南オーストラリアの景気の失速が挙げられる。
(3) その一方で、世界的な原油安のおかげで、国内輸送部門やサービス産業は堅調に推移している。
とコメントしています。
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