昨日、民間のNAB（National Australia Bank）が発表した２０１５年第４四半期の豪のビジネス信頼感指数は、第３四半期の＋３ポイントから１ポイント上昇して＋４ポイントでした。　一方で、ビジネスの現状を示すビジネス　コンディションは１ポイント下落して＋９ポイントでした。

NAB のチーフ　エコノミストAlan Oster氏は
（１） 今回のサーベイでは、引き続き鉱山関連産業が低迷する中、豪経済は比較的堅調に推移していることを確認した。

（２） しかし、最近の世界的な金融市場の不安定さが今後も継続すると、豪のビジネス信頼感にも悪影響を与えるであろう。

（３） 豪のビジネスの現状については、過去３年に亘り、非鉱山関連産業が豪経済を下支えして、鉱山関連産業と非鉱山間産業とのギャップは埋まりつつある（産業構造の転換が行われつつある）。　その中にあって、サービス関連産業は堅調であるが、そのほかの産業は引き続き平均的な水準を下回ったままである。

（４） 将来に関しては、現時点では前向きに回答した経営者が多く、非鉱山間産業における設備投資計画は拡大しており、また、雇用を拡大する計画である企業が多い。

とコメントしています。