2016/02/02 05:45 | 昨日の出来事から | コメント(0)
1月の消費者物価は+0.4%
昨日、民間のTD Securities/Melbourne Instituteが発表した1月の豪の消費者物価は、12月の+0.2%に続いて+0.4%でした。 また、前年同月比では+2.3%で、2014年10月以来の高い水準となっています。 これによってRBAが中期的なインフレの目標レンジである2~3%の範囲まで上昇したことになり、ここにきてRBAは豪のインフレの低さから政策金利の引き下げる必要はなくなってきています。
内訳としては、健康関連、教育、通信費用が上昇し、その一方で、世界的な原油下落に伴ってガソリンなどの燃料費が下落し、休暇費用やホテル代も下がっています。
TD のAsia Pacific リサーチのヘッド Annette Beacher氏は「輸出商品や国内サービスが国際的な価格競争にさらされていることから物価の上昇押さえ込んでいる半面、為替市場における豪ドル安が輸入価格を押し上げている」とコメントし、「RBAもこの点(豪ドル安による輸入価格の上昇)を非常に注意深く見守っていることを私は知っている」と指摘しています。
尚、本日は。RBAの定例理事会が、昨年の12月以来、2か月振りに開催されますが、市場関係者は「本日の政策金利の変更はない」と予想しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。