=======================================
　一時、１０，０００円割れ
=======================================
デイリー　チャート

ボラティリティ　チャート

1.前日の動き

昨日の日経平均は、前日に海外市場で大きく売られたこと、先週末からの悪い地合いを受けて、前日比窓を開けて売られて寄り付きました（１０，１３６円）。　その後は、売り物に押されて１０，０００近辺まで一気に値を下げて揉み合いました。　午後に一時的に売られて１０，０００円を割れて、その日の安値９，９７１円をつけましたが、すかさず買い戻されて、再び１０，００近辺で横這ったまま取引を終えました。

２．チャート分析

テクニカル分析：　　　　　
長期の指標は雲の中にあります（中立です）。　中期の指標は弱気に転換しています。目先の強弱を判断する線が１０，３６９円にあって、　弱気を支持しています。　価格的には、窓をあけ大きく陰線をつけ、本格的な下げを示唆しています。一方で、心理的な節目である１０，０００円では下支えされた形になっています。

サイクル分析：　　　　　
３０−４０日サイクルは、上図の線ように赤の線、青の線両睨みで考えています。　いずれのサイクル線も目先的には、下値模索する展開となりそうです。　赤の線では９下旬にサイクルボトムを迎えることになり、今の時間帯は売り込むことはできません。　一方で、青の線では１０月中旬にかけて更に下値を模索する展開を予想しています。

ボラティリティ分析：　　
ボラティリティ　チャートは、９月に入ってから２０日間のボラティリティと６０日間のボラティリティが共に、２２％近辺で横這い状態になっており、膠着していましたが、今週に入って動きが出始めました。　２０日ボラティリティは上昇してくると思われます。

３．今日の方針

価格的には、弱気ですが、サイクル的にボトムをつける可能性があります。　また、心理的な節目である１０，０００円では、一旦、下げ止まる可能性があり、この水準での売りは控えます。

方針１：１０，０００円を損切り線として押し目買いをするのか、目先の強弱を判断する線を損切り線として戻り売りをするのかを、ここ一両日で見極めたいと思います。
方針２：中立です。
追撃ポイント：特に考えていません。