プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/09/27 18:36  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円928


=======================================
90円の心理的支持線を切って89円台に
=======================================
デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

週末のドルは、91円割れで寄り付き(高値91.97円)、東京時間では、90円台後半で揉み合いました。ロンドン時間からNY時間にかけて断続的に売られて、これまで心理的な支持線としてきた90円の大台を割り、日付の替わる頃にその日の安値89.57円まで値を下げました。 引けにかけては90円手前まで買い戻される局面もありましたが、引けにかけては売り物に押されて89円台半ばで取引を終えました。                 

2.マーケット分析

テクニカル分析:      
長期的な指標が、雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気転換したままです。中期的指標も弱気に転換しています。目先の強弱を判断する線が92.27円にあって、相場の上値を押さえこんでおり、弱気を支持しています。 

サイクル分析:       
30−40日サイクル的には、上の図のように考えています。 つまり、8月中旬の94円から始まったサイクルは、9月中旬の90円でボトムをつけ、新しいサイクル入りをし、9月中旬の92円台半ばでサイクルの高値をつけて、今後、10月の上旬から中旬にかけてドルは売られる展開を予想します。 心理的な節目でもあり、これまで何度も試して維持されてきた90円割れの意味するところは大きいと考えます。

ボラティリティ分析:    
まずは、これまでデータ入力に相違があり、ボラティリティが正しく計算されていませんでしたことをお詫び申し上げます。 さて、正しくなったボラティリティを見ますと、先々週までは20日間のボラティリティが7%台で取引されていましたが、 先週あたりから上昇し始めています。 これはあ新しい相場局面入りをしている可能性が大きく、今後、トレンドにつながる可能性を示唆しています。

3.今日の方針

これまで、90円が下値抵抗線として取引されてきましたが、今後は、逆に90円が上値抵抗線になる可能性が出てきました。

方針1:91.20円で買いましたが、90円をつけましたので、損切りしました。
方針2:90円を下回ってきましたので、89.80円で追撃の売りをしました。91円を超えてくるようであれば損切りします。 尚、利益確定の第1目標は、89.30円です。第2目標は88円台後半です。
追撃ポイント:90円を切ってきましたので、追撃の売りをしました。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。