2016/01/13 05:53 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月第2週の消費者信頼感指数は1.9%下落
昨日、民間のANZ-Roy Morganが発表した1月第2週の消費者信頼感指数は、その前の週の+0.8%から-1.9%下落しました。 その背景には、豪最大の貿易相手国である中国経済が失速して株価が大きく下落している事、加えてそれに関連して世界中の株価が不安定な値動きになっていることが挙げられます。
ANZのチーフ エコノミストWarren Hogan氏は
(1) 国際的な株価の下落が、消費者の消費マインドを直撃している。 特に、最近では株価が10%以上の下落している。 これは2012年3月以来の大幅下落であり、消費者は今後の消費に対して慎重になっている。
(2) 足元の消費者の見通しも悪化しており、これまで過去3週間は足元の平均値を5.8%上回った水準で推移していたが、ここにきて足元の平均値まで下落している。
(3) その一方で、将来に対する長期的な見通しは、引き続き過去の長期的な平均値を上回っており、特に足元2年間の平均値では大きく上回っている。
(4) このように足元の消費者信頼感指数には懸念材料が出ているが、消費者の現状を示す消費者コンディションは引き続き力強いものがある。 従って2016年前半は、まだ好調を維持するものの、2016年後半になると消費者コンディションも失速すると見込んでいる。
とコメントしています。
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