2016/01/07 06:05 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月のPSIは1.9ポイント下落
昨日、民間のAustralian Industry Group’sが発表した2015年12月の豪のPerformance of Services Index (PSI:(サービス パフォーマンス インデックス))は、前月から1.9ポイント下落して46.3ポイントでした。 この指数では、50ポイントを割り込むと景況感が悪化していることを示し、50ポイントを越えていると景況感が順調であることを示しています。
Ai Group の会長 Innes Willox氏は
(1) サービス セクターの悪化は、クリスマス商戦の不調によるもので、消費者はクリスマスの消費にメリハリをつけて支出した事が影響している。
(2) その内訳をみると、健康、個人の娯楽などのセクターが好調であったが、それ以外の7セクターはマイナスとなり振るわなかった。
(3) 特に、昨年、市中銀行が住宅ローン金利を引き上げたことが住宅ローンの抱える消費者に対して悪影響を与えた。
とコメントしています。
その一方で、CommSec’s のチーフ エコノミストCraig James氏は、「今回の調査結果は、他の小売関連指標や、ビジネス関連指標と連動していない感じがする」と指摘し、「昨年の小売りは、例年通りの4%の増加であったし、クリスマス商戦も比較的堅調であった。 また、サービス業の雇用も大幅に増加している」とコメントし、今回の数字に対しては懐疑的な見方を示しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。