2010/10/06 05:05 | 昨日の出来事から | コメント(1)
日銀は金融緩和を決定し、一方でRBAは金利据え置き
昨日は、日本では日銀が一段の金融緩和をして、実質ゼロ金利政策をとり、5兆円の国債などの債券買い入れ基金の設立を発表しました(包括緩和政策)。 その一方で、豪のRBAは、金利引き上げ期待がある中、政策金利の据え置きを決定しました。 RBA総裁Glenn Stevens氏の主なコメントの内容は以下の通りです。
(1)現在の金利は、「当面は」適正な水準である。
(2)市場では中長期的なインフレ率をターゲットである2.5%−3%の範囲に収めることが期待されており、その為に政策金利の引き上げがいずれ必要とされるであろう。
(3)一部の商業銀行では、ローン金利の引き上げをしており、消費マインドを冷やすことが懸念される(市中銀行の金利引き上げを牽制)。
市場では、「政策金利据え置き」の発表前までは政策金利0.25%の引き上げを73%織り込んだ水準で取引されていましたが、これを受けて急落し、 また、為替市場では、豪ドルは、米ドルに対してそれまで0.96ドル台後半から0.95ドル台後半まで急落しました。
市場参加者の次の大きな関心事は、今月27日の2010年の第34半期の豪のインフレ率発表に移り、RBAが、この数字を見て次の政策金利の引き上げの判断をするであろうとの見方が大勢です。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “日銀は金融緩和を決定し、一方でRBAは金利据え置き”
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「アメリカ財務省幹部は、日本のドル買い介入につき問題視」という昼のNHK報道。今週末行われますG7財務大臣会合等で問題視する立場となるんでしょうね。
とりあえず。ドル売りかな。