2015/12/09 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月のビジネス信頼感指数は2ポイント上昇
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した11月の豪のビジネス信頼感指数は、前月の3ポイントから2ポイント上昇して5ポイントとなりました。 引き続き鉱山関連企業の指数は悪化していますが、それ以外の製造業では前月より下落した産業がなく、総じて好調を維持しています。
また、企業経営の現状を表すビジネス コンディションは、除く鉱山関連企業では好調を維持し、11月と同じ水準である10ポイントとなりました。 これまでのビジネス コンディションの平均値が+5ポイントですので、現在はこれを上回って推移しています。 一方で、鉱山関連産業だけを見てみると-21ポイントと低迷しています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は「鉱山関連企業を除いて国内企業の信頼感は回復しているものの上昇が緩やかに留まっているのは、今後の世界経済に対する不透明感が反映されていると思われる」とし、「ここにきて、鉱山関連産業とそれ以外の産業との格差が更に拡大傾向にある」と指摘しています。 また、今後のRBAの金融政策については「豪経済が、現状よりかなり悪化しない限り、RBAは現行の政策金利を維持するであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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