2010/04/09 05:22 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の失業率は5.3%と変わらず
昨日、オーストラリア統計局は、3月の失業率を発表し、季節調整後で前月と変わらない5.3%でした。
内訳としては、全体で就業者数は19,600人増えて10.988百万人となり、そのうち正規雇用者が30,000人増えました。 一方で非正規雇用者が10,600人減っており、非正規雇用者から正規雇用者へのシフトが起こっているようです。 事前のエコノミストの予想は、失業率が5.3%で、正規雇用者の増加が20,000人程度と予想していましたので、それよりもややいい数字が出た形になっています。
地域的には、サウスオーストラリア州が2月の4.8%から5.4%に急上昇して、全国で最も悪化しています。また、NSW (ニューサウスウェルズ)、WA(ウェスト オーストラリア)、ビクトリアの各州では0.1%悪化してそれぞれの失業率は、5.5%、5.1%、5.4%となっています。
一方で、クイーンズラン州は0.1%失業率が低下し、またタズマニア州では1%低下して5.5%となっています。今回の数字は地域ごとにばらつきの出た数字となっています。
また、今週の初めに発表された民間のANZ Job Advertisement Survey (雇用広告調査)では、主要新聞及びインターネットの求人広告件数が、前月比1.8%増加し(週平均の広告件数162,692件)、引き続き労働市場は堅調に推移していることを示しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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