2015/11/12 05:30 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の消費者センチメントは3.9%上昇
民間のWestpac-Melbourne Institute が発表した consumer sentiment indexは前月比3.9%上昇して101.7ポイントとなりました。 この指数では、100ポイントを越えると消費に対して楽観的であることを示し、100ポイントを下回ると消費に対して悲観的であることを示しています。
Westpac のチーフ エコノミスト Bill Evans氏は
(1) 今回の数字は、今年の5月の連邦政府が消費者に対して優遇する予算を編成した事を受けて上昇した月を除けば、2014年1月以来の高水準である。 しかも、過去21か月において、楽観的な見方が悲観的な見方よりも多かったのは3か月しかなかった。
(2) また今回の数字では、銀行が、住宅ローンや投資家ローン金利を引き上げたにもかかわらず、消費者センチメントが上昇しており、驚くべき結果である。
(3) その背景にあるのは、来月のクリスマスにかけて旅行やプレゼントなどの消費を増やす計画の人が昨年よりも増加しており、2009年にこの統計を取り始めて以来、最も高い水準となっている。
(4) 今年の9月に誕生したマルコム ターンブル政権に対する期待感も高く、これによって消費者センチメントを押し上げている。
(5) 更に、ここにきて労働市場が改善に向かい始めていることも消費者が楽観的になっている要因の一つとなっており、我々としては、RBAは政策金利を当面据え置くと考えている。また、豪景気も2016年を通じて現在の水準で推移すると予想している(大幅な失速はない)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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