2015/11/10 05:13 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の求人広告件数は3か月連続で増加
昨日、民間のANZグループが発表した10月のインターネット及び新聞による求人広告件数は、季節調整後で前月比+0.4%となり、 3か月連続で増加しました。 尚、 前年同月比では+12.1%となっています。 内訳としては、10月の新聞広告は+3%と大きく上昇しましたが、前年同月比では15%の減少となっています。その一方で、インターネットによる求人広告は+0.3%で、前年同月比では+12.9%となっています。
ANZ チーフ エコノミスト Warren Hogan氏は
(1) 除く鉱山産業以外の産業では、豪ドル安、低金利、そして建築ブームによって支えられていることがわかる。特にこれらに関連するサービス産業は労働集約産業であり、現在はこうした企業からの求人がかなり堅調に推移している。
(2) 肝心の鉱山関連産業は、引き続き世界的な鉱山商品価格の下落傾向が続いている為、低調であるが、全体としては、今後、暫くは労働市場が堅調に推移することが予想され、失業率も若干低下しそうである。
(3) しかしながら、2016年前半にかけては再びこうした傾向は失速し、我々としては、RBAが2016年前半に更なる金融面での下支え(政策金利の引き下げ)を供給すると考えている。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。