2009/09/26 12:52 | 相場あれこれ | コメント(2)
チャートは”手で”書くことから始まり、”手で”書くことで終わる
きっと、ほとんどの方は、ファンダメンタルズ派、テクニカル派問わず、ご覧になっておられると思います。それは、当然のはずで、命の次に大事なお金をマーケットに持ち込むのですから、ありとあらゆる情報を取り寄せ、吟味してから売り買いされるに違いないからです。
ところで、皆様は、チャートを“手で”書いておられますか ?
読者の皆様は、おっしゃるでしょう。「これだけ技術が進んで、ボタンひとつでいろんな情報が瞬時に見ることができる時代になって、グラフ用紙に手でチャートを”手で“書くだって? 笑止、笑止!」 あるいは、「テクニカル分析を理解するうえで、どんなものかを理解するために最初のうちは手で書くのも役に立つのでは。」と半ば、同情的におっしゃる方もいるかもしれません。
しかし、私に言わせれば、「チャートは、まず”手で”書くことから始まって、”手で”書くことで終わる。」と言いたいのです。
そして、改めて考えていただきたいのです。 「そもそもチャートは、何のために書くのでしょうか? 」
私の考えでは、「チャートを見るのは、チャートを通じて自分の投資判断の手助けするためです」。そして、「チャートを通じて読みとれるものを研究し、他の人と比べて、比較優位になるかもしれない法則の発見や閃きを導き出すためのものです。」
更に、あえて“手で”チャートを書くのは、「手で書くことによって値動きを体で覚えさせ、チャートと向き合う時間が長ければ長いほど、チャートから学ぶものも多くなる可能性が高い。」からです。
実際に、売り買いされるのであれば、デイリー チャート1枚だけでもいいですから、ぜひ、ご自身の”手”と鉛筆でチャートを書き、そして記録し続ける事を、私は強くお勧めします。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “チャートは”手で”書くことから始まり、”手で”書くことで終わる”
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久しぶりにこちらへ来ました。
チャート、私も書いてた時期があります。
さて、いよいよ、株も今年は年中頃までは、選挙もあるし、上がってほしいものです。
去年の選挙後の2銘柄、2階建てで、早めの損切りで追証逃れましたが、それでも一時は含み損が投資額の半分近くまで膨れておりました。損切りしてないと、3球三振、ゲームセットでした。
そんなことはどうでもよくて、コメントは。
「相場はその人の器(の中)でしか張れない」
株好きの知人の言葉ですが、なぜか耳に残っています。
貴殿の好きな言葉なんぞ、ぜひコラムで取り上げて下さい。
よろしく。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
「相場はその人の器(の中)でしか張れない」は、意味深い言葉ですね。 おっしゃる通り、それぞれの人によって、マーケットに対する許容量や、我慢のできる限度が違うと私も思います。
私はまだまだ未熟者ですが、先輩諸氏や同僚からから教わった言葉や身をもって経験したことを、今後、織りを見てご紹介させていただきます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
前橋 拝