プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/09/25 07:01  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円925


=======================================
90円台前半まで売られたあと、91円台半ばまで買われる
=======================================
デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは、91円台半ばで寄り付き(高値91.59円)、東京時間では、ほぼ一直線的に売られ、ロンドンの寄り付き直後にその日の安値90.34円をつけました。 その後は、一転してNY時間にかけて買い戻され、NYの引け前には再びその日の高値91円台半ばまで値を上げました。 現在は、若干売り物に押されて91円台前半の取引となっています。      

2.マーケット 分析

テクニカル分析:      
長期的な指標が、雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気転換したままです。中期的指標も弱気に転換しています。目先の強弱を判断する線が92.58円にあって、相場の上値を押さえこんでおり、弱気を支持しています。 

サイクル分析:       
30−40日サイクル的には、上の図の赤のサイクル線が優勢と考えています。 つまり、8月中旬の94円から始まり、わずか1−2日の95円台でサイクル高値をつけ、9月中旬の90円でサイクルボトムをつけ、現在は新しいサイクル入りをしているとの考えです(前回安値の90円を下回らないことが前提)。 一方で、上図青の線のように、8月中旬から始まったサイクルはいまだにサイクルボトムを模索中であるという見方も残っています(この場合は90円を切っていくシナリオです)。

ボラティリティ分析:    
先週は20日間のボラティリティが、週末には1%台まで下落しました。 連休中の海外市場では、週初に92円台半ばまで買われましたが、その後は売り物に押され91円を挟んだ動きになっています。日中の値幅は出てきましたが、未だ取引の水準を大きく変えるに至っていません。 20日間の1%のボラティリティは、いくらなんでも低すぎます。 20日のボラティリティは買いです。

3.今日の方針

方針1: 押し目買いの目標は、91.20円です。 90円を切ってくるようであれば損切りします。
方針2: 中立です。
追撃ポイント: 90円を切ってくるような局面では、追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。