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豪、９月の金融安定化レビューから
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おはようございます。

昨日は、RBA（オーストラリア中銀）による９月の金融安定化レビューが発表されました。

主な内容は、次の通り。

（１）現在のところ、更なる金融危機の懸念は少ないが、オーストラリアの銀行は、他国の先進諸国の銀行に比べて、更なる金融危機に対して乗り切る力が付いている。

（２）地方の銀行では更なる損失が増える可能性があるが、世界的な金融危機を乗り切る力はついてきている。

（３）オーストラリアの銀行は、世界的な金融危機の回復基調の中、国内の力強い景気回復と各銀行の規律ある貸出によって、緩やかながらも金融危機に対するバッファーを持ち始めている。

と、述べ、　総括として、「世界的な金融危機が回復する過程において、オーストラリアの金融システムは前向きに評価できる。」とし、現在の超低金利政策からここ数カ月の内に金利を引き上げる可能性を示唆しています。

既に、マーケットでは、年内の０．２５％の公定歩合は織り込み済みであり、オーストラリア中銀が金利を引き上げても特に、大きなインパクトはない状態になっています。

また、市場の関心は、今後、　オーストラリア中銀がこれまでの超低金利、異常な流動性の供給してきた政策から通常の金融政策に戻す、所謂、出口政策へどのように舵取りをするのかに関心が移りつつあるようです。