2015/10/22 05:08 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の景気先行指標は0.8%上昇
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した9月の景気先行指標は8月の-1.14%から-0.35%に上昇しました。この指数は、豪経済の3~12か月先の景気の見通しを示すもので、足元は改善していますが、引き続きマイナスで推移しており、過去の平均的なトレンドを下回っています。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) この指標は、やや上下に振れる傾向があるものの、足元の数字は改善している しかし、今回の数字を含めて過去5か月にわたり平均的な水準0.35%を下回っており、引き続き景気がもたついていることを示している。
(2) 我々としては11月のRBA定例理事会で政策金利の引き下げはないと考えている。というのも、10月のRBA議事録では、RBAは住宅市場の価格動向と労働市場に関心があることを強調しており、最近になって住宅市場の上昇にようやく歯止めがかかり始めたこと、また、労働市場も落ち着いていることから、目先的に政策金利の引き下げを急ぐ必要がないからである。
(3) その一方で、RBAは国際経済、特に中国経済の動向に関心を持っていることが窺える。 以上のことから、政策金利については、2015年内は現行水準で推移し、2016年には政策金利の下げ圧力がかかるだろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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