2015/10/01 05:28 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の建築着工許可件数は6.9%下落
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した8月の豪の建築着工許可件数は、7月には4.1%増加しましたが、季節調整後で前月比6.9%下落して18,701件でした。 事前の市場関係者の予想では-2%でしたので予想以上に下落した形になっています。 また、全体で見た建築許可件数は、前年同月比では+5.1%に留まり、事前の予想であった+7.4%を下回りました。
今回の数字では、今年の3月に付けたピークの19,419件から比べてみてもかなり減少している事が窺えます。 特に、毎月の許可件数が大きく変動する傾向のあるマンションなどの集合住宅の着工許可件数は11.4%減少して8,760件に留まりました。 その一方で、中古住宅の改築などの許可件数は、前月比4.9%増加して9,765件となっています。
更に、RBAが政策金利を引き下げた後のこれまで6か月間の傾向値でも、今回の数字はこの期間の平均値を下回ってきており、RBAによる金利引き下げ効果に息切れ感が出始めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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