2015/08/12 06:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月のビジネス信頼感指数は4ポイント下落
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した7月のビジネス信頼感指数は、前月の8ポイントから4ポイント下落しました。 また、同ビジネス コンディションは10ポイントから4ポイント下落して6ポイントとなっています。
NAB チーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今回の数字によって、除く鉱山部門のビジネス信頼感指数とビジネス コンディションはこれまでの拡大基調から転換点に差し掛かってきている。その背景には鉱山部門の設備投資は大きく減少している中、公共投資が限られている事、更に国内需要は弱く、商品価格も下落していることが挙げられる。
(2) その一方で、金融政策は景気を下支えしており、豪ドル安は豪景気の下振れリスクを吸収している。
(3) 以上のことから、豪の足元の景気は引き続き一進一退しており、景気指標はまばらである。
とコメントしています。
NABは、「2015-16年の経済成長率は2.8%、2016-17年には3.2%に拡大する」とそれまでの見方を上方修正しています。その理由として 「RBAは、非鉱山部門の景気回復が、より確実になるまで金融緩和を続ける」との見方をしています。
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