2015/08/07 05:49 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、7月の失業率は6.3%に上昇
昨日、ABSが発表した7月の豪の失業率は6.3%と13年ぶりに高い水準に上昇しましたが、その内訳は、新規雇用者数が38,000人増加し(事前の予想よりも10,000人増)、また労働参加率は2年ぶりに高い65.1%となり、数字ほど悪い数字でないことがわかります。
しかし、その一方で、一人当たりの労働時間は減少し、雇用者も非正規雇用にシフトしていることから、豪の労働市場はまちまちの状態です(労働市場が改善しているのか、悪化しているのか、はっきりしない状態)。
こうした事を受けて、為替市場も、雇用者数の増加を受けて豪ドルは買われましたが、その後の失業率が上昇した事を受けて逆に売られました(乱高下)。 一方で、豪の債券市場は、10年国債の利回りは低下し(価格は上昇し)、短期金利先物市場では、来年の3月までに更なる0.25%の政策金利の引き下げを織り込む水準まで利回りは低下(価格は上昇)しています。
JPMorgan のシニア エコノミストBen Jarman氏は「一般的に雇用統計は信頼できるものであり、今回の数字によれば労働市場は弱含みであることがわかる(悪化している)」としながらも、「その一方で、他の経済指標では労働市場は改善傾向を示しており、今後、失業率が上昇していくかどうかの判断は非常に難しい」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、7月の失業率は6.3%に上昇”
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中国と鉄道インフラ整備について、資金供与と工事とを
セットで依頼したらばどうでしょうか?
豪ドル安政策をずっととっていますが、インフラ整備なら
豪ドル高は良いことでしょう?
全部を中国人でするわけでもないでしょうから、豪の
雇用もあがるし、鉄道ができるばオーストラリア人の
仕事も増えるでしょう