2015/07/31 05:50 | 昨日の出来事から | コメント(3)
豪、6月の建築着工許可件数は8.2%下落
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の6月の建築着工許可件数は、季節調整後で前月比8.2%下落して17,862件となり、2014年9月以来低い水準に留まりました(事前の市場関係者の予想はマイナス1%)。 また、前年同月比では+8.6%の増加に留まり、市場関係者が事前に予想していた+19.5%に対して大幅に下回っています。
その理由としては、マンションなどの一戸建て住宅以外の建築着工許可件数が、大きく下落した事によりますが、そもそもマンションの建築着工許可件数はブレが大きいもので、特に先月は3月の大幅に上昇した事による反動が一気に6月の数字に表れた形で、季節調整後で前月比20.4%下落して7,887件に留まりました。
その一方で、一戸建て住宅は、季節調整後で前月比4.3%増加して9,661年と比較的安定的に推移しています(これは、ここにきてマンションなどの投資用住宅の建築にブレーキがかかり始めたことを示し、RBAや金融監督庁による過度な投資用住宅に対する抑制効果が出始めたと言えます)。
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3 comments on “豪、6月の建築着工許可件数は8.2%下落”
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中国景気が悪くなると、投資用のマンション需要は
減少しても、逃避用の戸建て需要は逆に増加する
はずなので、バンバン、戸建てを建築すべきですね
高騰するイギリスよりは、住宅や生活コストは安いと
思いますが、イギリス移民は増加していないのですか?
同じ大英帝国圏のインドとの関係はどのようですか?
中国の話題が多いので、インドとは疎遠なのですか?
都市別の在住日本人数はどのようですか?
テレビで、日本人の老人マンションが人気とか紹介
ありましたが
いつもお世話になります。
豪でのイギリス移民が増えているという話は聞いたことがありません。
また、大英帝国とインドとの関係ですが、これも私にはよくわかりません。
現在、豪に滞在する日本人の数ですが、大幅に増えているという話は聞いていません。
確かに、一部には、日本からの老人マンションの需要や開発の話が確かにあります。 例えば、私の住むクイーンズランドでも、積水ハウスが1000軒のリタイアメント住宅の大型開発をするとの話もありますが、その一方で、バブル時代に豪に大挙して移民してきた早期定年組の人たちが、今は年を取って自分の身の回りのことができなくなって、結局は、日本に帰国しています。
その意味では、全体としては、日本人の移民の数が増えているとの印象はなく、横ばい、もしくは減少しているのではないでしょうか。