2015/07/23 06:07 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期のインフレ率は+0.7%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2015年第2四半期のCPI(消費者物価指数)は、前期比+0.7%で、前年同期比で+1.5%となりました。事前の市場関係者の予想は前期比で+0.8%、前年同期比では+1.7%でしたので事前の予想よりも低い水準に留まり、RBAが中期的な目標水準とする2~3%を下回った形になっています。
主な内訳としては、ガソリン価格が前期比で+2.2%で1990年以来の高い上昇となっています。また、その他の項目では、病院などの医療関係が前期比で+4.5%で、住宅関連も前期比で+1.5%となっています。 しかし、その一方で、旅行などの娯楽費やホテルの価格が前期比で5.4%下落しています。
市場参加者の多くは、この日の発表を受けて、RBAが中期的な目標とするインフレ率2~3%を下回っている事、更には、金融面から豪経済を更に下支えする必要が出てくるとの見通しから、RBAは政策金利を更に引き下げるとみており、為替市場では豪ドルが対米ドルで0.73ドル台後半まで売られています。
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