2012/01/19 06:24 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の消費者センチメントは若干の改善
昨日、民間のWestpac-Melbourne Institute Indexが発表した1月の豪の消費者センチメント指数は、12月の94.7ポイントから2.4%上昇して97.1ポイントでした。前年同月比では、季節調整後で7.2%下落しています。 また、1月のmonthly reading トレンドは、2.5%下落し、前年同月対比では10.7%下落したままです。
昨日の数字に対して、エコノミストは総じて失望しています。 といいますのも11月、12月とRBAが政策金利を引き下げたにもかかわらず、さほど改善していないからです。豪において、個人消費はGDPの3分の2を占め、今回の金利引き下げで住宅ローンを持っている人の90%以上が金利引き下げの恩恵を受けるにもかかわらず、消費者センチメントは予想ほどには改善していません。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した12月の新車自動車販売台数は、季節調整後で前月対比2.9%下落して84,403台でした。
その一方で、この日、発表された機械及び輸送品の12月の輸入は、季節調整後で前月対比1%上昇して、AUD20.01ドルで、引き続き鉱山部門の好調さを裏付ける形となっています。
また、昨日は、AUDが英ポンドに対して27年振りの高値を更新して1AUD=67.89ペンスとなり、更に、AUDユーロ創設以来の高値となっています(ドイツマルクから通算して24年振りの高値)。 これは、財政規律に問題のある通貨から財政規律に問題のない通貨へのシフトが引き続き起こっていと市場関係者は見ています。
今日は、豪の12月の失業率が発表されます。 事前の予想では、雇用者数は10,000人の増加で、失業率は前月と変わらずの5.3%が予想の中心となっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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