2015/05/28 05:54 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の景気先行指標は+0.43%
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した豪の4月の景気先行指数は、3月の-0.02%から+043%に上昇しました。 この指数は、今後3~9か月先の豪の景気を占う指標とされ、ここにきてようやくプラスに転じたものの引き続き足取りの弱い状態が続いています。
WestpacのエコノミストHassan氏は
(1) 2014年を通じてマイナスで推移していた景気先行指数は、ここにきて僅かながらもプラスに転じた。
(2) これは、2月と5月にRBAが政策金利を引き下げたことと、2015年度連邦予算が消費者にとって予想ほどは厳しいものでなかったことを反映して消費者信頼感指数が上昇した要因が大きい。
(3) その一方で、今後、RBAが政策金利を更に引き下げることなく現行水準に固執し、あるいは連邦議会で、保守的な議員が今回の連邦予算に対してより厳しい財政緊縮政策を打ち出せば、せっかく上向きかけていた消費者信頼感は失速する可能性が大きい
(4) ちなみに6月のRBA定例理事会では、現行政策金利を据え置くと我々は考えている。
とコメントしています。
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