2015/04/14 05:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪ドル、中国の経済指標で売られる
昨日、中国のThe General Administration of Customsが発表した3月の輸出は前年比14.6%下落して887bn人民元(AU185bn)ででした。事前の市場関係者の予想では前月比8%の増加を予想していましたので市場では驚きをもって捉えられ、豪ドルは他通貨対比で売られました(尚、輸入も前年比12.7%下落しています)。
今年は、2月の中旬に中国の正月休暇(10日間)の時期があり、これまでは、正月明けに大きく数字が反発するのが例年のパターンでしたが、今年は逆に下落した為、中国との貿易の割合が大きい豪ドルは他通貨対比で売られた形になっています
Customs spokesmanであるHuang Songping氏は、今年の旧正月休暇の関係で数字がテクニカル的に大きく下落しているが、これを勘案すれば実際の輸出の下落幅は4.4%に留まるとコメントしています(それでもプラスではなかった)。
National Australia Bank の通貨ストラティジストRay Attrill氏は「今回の数字は、鉄鉱石価格が大きく下落している事、そして世界的に需要が低迷していることが今回の数字の悪さにつながっている」と指摘しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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