2015/03/19 05:29 | 昨日の出来事から | コメント(0)
2月の先行指標は+0.45%に上昇
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した2月の豪の景気先行指標は1月の-0.32%から+0.45%に上昇しました。 この指数は、今後3か月から12か月の景気の動向を表しているとされ、これによれば、2015年後半には景気が上向き始める事を示しています。
Westpac のシニア エコノミスト Matthew Hassan.氏は
(1) 2014年1月以来、この指数はマイナスで推移してきたが、今回プラスに転じてきたことで、将来的に景気の上向きの兆しがでている。
(2) 今回の反転の兆しは、2月にRBAが政策金利を引き下げたことで消費者心理が好転することが期待されていること、更には鉱山資源価格の商品価格に底打ち感が出始めている事、また住宅着工許可件数が上昇していることが背景にあると考えられる。
(3) 豪経済は今年の年末にかけて景気は上向き始めると思われるが、一方で、引き続き国内需要が弱いこと、更には消費者信頼感指数、ビジネス信頼感指数も不安定であることから、どの程度上向くか予測が困難である。
(4) 次のRBA理事会は4月7日に開催されることになっているが、(この日かどうかはわからないが)我々としては、RBAによる更なる政策金利の引き下げが将来的にあると考えている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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