2009/09/16 07:12 | 昨日の出来事から | コメント(0)
昨日の出来事から916
オーストラリア中銀、9月の議事録から
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おはようございます。
昨日、RBA(オーストラリア中央銀行)の9月の理事会の議事録が公開されました。
主な内容は以下の通り。
(1) 現在の予想以上の景気拡大に対して、近い将来、景気拡大を弱める政策を検討する必要が出てきそうである。
(2) ただし、現時点では、引き続き国内外に不確定要因が残っている。
(3) 銀行部門に金利引を引き締めた場合に、資金需要や信用に対して逆の効果が出てくるリスクが引き続き残っている。
(4) これまで、アジアの重要の拡大、政府の景気刺激策、RBAの行ってきた金融緩和制政策が、複雑に関わりあっており、金利を引き上げた場合の影響を予測するのは、現時点では困難である。
特に、中国の資源需要が今後も続くかどうか不透明である。
先週には、短期金融市場では、10月の0.25%の公定歩合の引き上げを47%織り込んでいましたが、先週後半に発表れた雇用、小売売上の数字を受けて17%まで低下してしまいました。
しかし、Forward 金利は、引き続き来年9月までに151bp(べージス ポイント)の公定歩合(0.25%の引き上げを6回 !?)の引き上げを織り込んだ水準で取引されています。 (以前から、何度も指摘していますが、何が何でもやりすぎです。)
一方で、豪ドルは、議事録の発表後、米ドル対比0.863ドルまで上昇しましたが、すぐに売り物おアえこまれて、0.86ドル近辺で取引されています。
NAB(National Australian Bank)のエコノミストは、「今年の11月の理事会で、これまでの金利緩和政策の打ち止め、初めて金利を上げるのではないか。」としています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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