2014/11/27 14:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA副総裁の発言を受けて豪ドルは下落
一昨日の夕方に、RBA副総裁Philip Lowe氏が、エコノミストとの会合の中で、「もし必要であれば更なる政策金利の引き下げも有り得る」と発言したことから、豪ドルは対米る対比で0.85ドル近辺まで売られて4年ぶりの安値を更新しました(一方で対円では100円台半ばまで売られています)。
市場関係者は足元の米の経済指標が堅調に推移していることから、今後の豪ドルは対米ドル対比で弱含みで推移すると予測しています。Easy Forex の通貨ディーラーRicky Liu氏は「トレーダーはRBAの政策金利動向に敏感になっており、近い将来にRBAが何かアクションを取るとすれば、政策金利の引き下げしかない」とコメントしています。
また、昨日は、2014年第4四半期の豪の建築実績が前期比2.2%下落しましたが、こうした数字にはほとんど反応しませんでした。
一方で、債券市場は買われ、10年先物で前日比5bp金利が低下し、現在は3.17%で取引されています。 また、3年債の先物利回りは、2.46%とRBAの政策金利を織り込む形で現在の政策金利2.5%を下回ってきました(逆イールド)。
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