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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/09/15 07:04  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円915


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NY時間に91円台に乗せた後、揉み合う
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは、90円台前半で寄り付き(安値90.19円)、東京時間では90円台半ばまで買われた後、揉み合いました。 午後からロンドン時間、そしてNY時間にかけては、更に買われて上値を試し、NY市場の早い時間帯にその日の高値91.14円まで値を上げました。 しかし、日付の替わる頃にかけては90円台半ばまで売られました。 引けにかけては買い戻されて、現在は91円割れの水準で取引されています。  
           
2.マーケット 分析

テクニカル分析:      
長期的な指標が、雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気転換したままです。中期的指標も弱気に転換しています。 目先の強弱を判断する線が93.97円にあって、相場の上値を押さえこんでおり、弱気を支持しています。 価格パターン的には、先週末から昨日にかけて戻り歩調にありますが、これまでの流れを変える前に至っていません。引き続き戻り売りです。

サイクル分析:       
30−40日サイクル的には、上の図のように考えています。 8月中旬の94円から始まり、わずか1−2日の95円台でサイクル高値をつけ、サイクルボトムの来る時間帯である9月中旬から下旬にかけて下値模索をしそうです。今週は、そろそろボトムをつけてもいい時間帯になってきます。

ボラティリティ分析:    
先週は20日間のボラティリティが、週を通じて10%割れから3%台まで急落しました。 60日間のボラティリティのかい離も10%近くと大きく、 これでは、オプション取引で20日間のボラティリティを買って、60日間のボラティリティを売る裁定取引ができるほどまで広がっています(実際にはなかなかできませんが)。 20日間のボラティリティは買いです。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を損切り線として、戻り売りです。

方針1: 戻り売りの目標は、91.70円です。 93円を超えてくるようであれば損切りします。
方針2: 中立です。
追撃ポイント:90円を切ってくるような局面では、追撃の売りを検討します。

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