2014/11/11 14:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の投資用住宅ローンは+3.7%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した9月の住宅ローン件数は、季節調整後で2.8%増加してAUD28.87bnとなりました。主な内訳としては、持ち家に対するローン件数は前月比+1.4%とやや伸び悩みましたが、投資用住宅ローンは3.7%も上昇しています。 一方で、初めての住宅を取得する人のローンの割合は全体の7%しかなく、過去の最低の水準を更新しています。
UBSのアナリストは、「特に投資用中古住宅投資のローンの伸びは際立っており、過去3年間で83%も増加している」と指摘し、「ローン全体に占める割合も半分近くも占め、RBAはローン全体のバランスの悪さを懸念している」とコメントしています。
その一方で、JP Morgan のエコノミストTom Kennedy氏は「9月になされたRBAによる住宅ローン市場に対する懸念表明をよそに、豪の住宅市場は一向にその過熱感が緩む気配がない」とコメントし、「年内は、RBAによる貸し出し規制(改革)はなさそうである」と足元的にはこれまでの環境と何も変わらないとの見解を示しています。
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