プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/09/14 06:49  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円914


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一時、90円手前まで売られる!
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

週末のドルは91円後半で寄り付き、東京時間ではほぼ一直線的に90円台後半まで売られました。 ロンドン時間では、同水準で揉み合いましたが、NY時間に入って、再び売られ、日付の替わる頃にその日の安値90.20円まで値を下げました。 引けにかけては買い戻されて、90円台半ばで取引を終えました。新安値を更新し、心理的なサポートである90円を試して、今週を終えています。

2.マーケット分析

テクニカル分析:      
長期的な指標が、雲の下限を抜けてきており、長期的な指標は弱気に転換しています。 中期的指標も弱気に転換しています。 目先の強弱を判断する線が93.99円にあって、相場の上値を押さえこんでおり、弱気を支持しています。 価格パターン的には、90円の手前で切り返した形になっていますが、トレンドを壊すまでに至っていません。

サイクル分析:       
30−40日サイクル的には、上の図のように考えています。 8月中旬の94円から始まり、わずか1−2日の95円台でサイクル高値をつけ、サイクルボトムの来る時間帯である9月中旬から下旬にかけて下値模索をしそうです。今週は、そろそろボトムをつけてもいい時間帯になってきます。

ボラティリティ分析:    
先週は20日間のボラティリティが、週を通じて10%割れから3%台まで急落しました。 60日間のボラティリティのかい離も10%近くと大きく、 これでは、オプション取引で20日間のボラティリティを買って、60日間のボラティリティを売る裁定取引ができるほどまで広がっています(実際にはなかなかできませんが)。 20日間のボラティリティは買いです。

3.今日の方針

心理的な節目である90円を前にして相場は、一旦、下げ止まった形になっています。

方針1: 91.80円の売りポジションを、90.30円で利益を確定しました。
方針2: 戻り売りの目標は、91.70円です。 93円を超えてくるようであれば損切りします。
追撃ポイント:   特に考えていません。

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