2014/09/11 15:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の消費者センチメントは4.5%下落
昨日、民間のWestpacグループが発表した9月の消費者センチメントは前月比4.5%下落して94ポイントでした。 これによって消費者センチメントは6月連続で、楽観的であるか悲観的であるかの分かれ目である100ポイントを下回り、豪の消費者センチメントは引き続き将来の消費に対して警戒的であることが窺えます。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evansは、これまで回復基調にあった消費者センチメントが、今回下落したことに驚きをもって捉えた上で次のようにコメントしています。
(1) 今回の数字では、改めて消費者が連邦政府の予算や今後の増税の動向に警戒的になっており、更には、今後の景気、雇用、そして借り入れ金利動向に関心を持っていることが窺えた。
(2) 一般家計における今回の連邦政府の予算に対する関心の高さは、1970年代半ばから統計を取り始めて以来、2番目に高い水準となっている。
(3) 特に、彼らは、今後の豪経済の中長期的な景気見通しに非常に懸念を持っており、現在のような弱含みの景気が相当長期間にわたって続くのではないかと心配しているようである。
(4) 我々としては、こうした懸念を払拭する為に、政府はバランスシートを拡大することによって(財政赤字を拡大することによって)、消費者心理を押し上げる必要があると考えている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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