2014/09/10 15:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月のビジネス信頼感は2ポイント下落
昨日、民間のNABグループが発表した8月の豪のビジネス信頼感は、7月の10ポイントから2ポイント下落して8ポイントでしたが、今回の数字は前月に大きく上昇した後の反動で、引き続き高い水準を維持しています。 その背景としては、消費者信頼感が回復基調にある一方で、労働コストが引き続き抑制されていることが挙げられます。 その一方で、ビジネスの現状を表す一致指数は、前月+8ポイントから+4ポイントに半減しています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) 今月のビジネス信頼感はやや低下したが、それでも昨年の総選挙直後の現在政権に対して期待して上昇した水準近くで推移している。
(2) また、ここにきて建設業を中心に幅広い業種にわたってビジネス信頼感が回復してきていることは将来の景気に対して前向きに捉えることができる。
(3) 一方で、製造業のビジネス コンディションは7月に18ポイントまで急上昇した後の反動で+13ポイントまで下落している。
(4) しかし、ビジネス コンディション全体としては、2010年に付けた水準まであと1ポイントの処で推移しており、総じて堅調であるといえる。
また、同氏は、今後の政策金利について「RBAは、2015年後半まで現在の政策金利を維持するであろう。しかし、労働市場が現在よりも更に悪化するようであれば、RBAは更なる政策金利の引き下げを行うであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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