2014/08/20 15:31 | 昨日の出来事から | コメント(0)
8月のRBA議事録から
昨日、8月5日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 今回の理事会では、将来の豪経済見通しについて非常に不透明感(経済の後退リスク)が出ているとの発言があった。
(2) その一方で、足元的には、現行金融政策は引き続き豪経済を下支えしているとの判断から、我々は政策金利の据え置きを決定した。
(3) 理事会としては、足元のインフレは上昇しているが、今後2年程度は、RBAの中期的な目標レンジである2~3%で推移するとみている。 背景としては、今後も労働市場が引き続き弱含みで推移し、時間当たりの賃金も弱含むことが見込まれるからである。
(4) 今後の豪の経済成長は、引き続き中期的な成長トレンドを下回った水準で推移するであろう。
(5) 設備投資については、豪の主力産業である鉱山関連産業の設備投資の低迷が続くであろう。 その一方で、住宅市場は活況を呈しているが、鉱山関連産業の低迷をカバーするほどの力強さがない。
(6) 為替市場に関しては、引き続き、豪ドルは多通貨対比で割高に推移しており、このことが豪経済のバランスの取れた成長を阻害している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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