2014/07/30 13:52 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の消費者信頼感指数は、2.4%上昇
昨日、民間のANZが行った豪の7月の消費者信頼感指数は、前月比+2.4%上昇し、5月に連邦政府が緊縮予算発表した直前の水準まで回復しました。 こうした背景には、住宅価格が堅調である事と、ここにきて労働市場が改善してきたことが挙げられます。
ANZ のチーフ エコノミストWarren Hogan氏も「住宅価格の上昇と雇用環境の改善が消費者心理を好転させた」とし、「今後は、消費者支出も拡大することが期待されるものの緩やかなのにとどまる」としています。
今回の数字によって、消費者信頼感指数もビジネス信頼感指数に合わせる形で改善してきています(意外と豪経済の腰は強い)。
また、この日、民間のHIA(住宅産業協会)が発表した6月の新規1戸建て住宅販売は1.2%増加し、マンションなどの集合住宅は前月比;15.9%も急上昇しました(集合住宅の販売実績は大きく振れる傾向があります)。 この結果、新規1戸建て住宅販売の第2四半期の実績は、前期比で+2%となり、引き続き好調であることが窺えます。
一方で、6月の中古住宅販売は前月比1%下落しましたが、第2四半期の実績では前期比2.6%の増加となり、こちらも堅調に推移しています。
HIA のチーフ エコノミストHarley Dale氏は「新規住宅建築セクターの拡大は、2014年から2015年にかけて豪経済全般に広く好影響を与えるであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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