2014/07/10 15:05 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の消費者センチメントは改善するも弱含み
昨日、民間のWestpac Banking Corp/Melbourne Instituteが発表した豪の7月の消費者センチメントは前月比1.9%上昇して、94.9ポイントでした。 このインデックスでは100ポイントを越えると楽観的であることを示し、100ポイントを下回ると悲観的である事を示し、数字はその度合いを表しています。 今回の数字は前月比改善するも引き続き100ポイントを下回っており、消費者は将来の消費に対して警戒的です。
Westpac のチーフ エコノミスト Bill Evans氏は
(1) 我々としては、連邦政府が緊縮予算を発表して以来7%も下落した消費者センチメントが大きく回復することを期待したが、それほどでもなかった。
(2) 現在の水準は2013年11月のピーク時から10%下回っており、2013年の年間平均をも下回った水準で推移している。
(3) 特筆すべきは、アンケート参加者の74%が今回の連邦政府の増税案に対して、彼らのこれまでの消費パターンに何らかの悪影響を与えたと回答していることである。
(4) 項目別では、住宅ローンの支払いや、景気の今後の見通しに対しては改善する一方で、家財などの大きな耐久財に対するセンチメントは2.1%下落し、今後の雇用に対しても引き続き0.3%下落して引き続き悲観的であることが窺える。
とコメントしています。
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