2014/05/29 14:26 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の景気先行指数は3年ぶりの低さ
昨日、民間のWestpac/Melbourne Instituteが発表した5月のリーディング インデックス(景気先行指数)は、4月の+0.03%から-1.16%に下落し、3年ぶりに低い水準となりました。 この指数は、今後3か月から9か月先の豪の景気を占うものとされ、今回の自由連合が打ち出した財政緊縮、年金支給時期の引き上げなどの社会保障削減の影響が、景気先行指標にもはっきり表れた形になっています。
Westpac のシニア エコノミストの Matthew Hassan氏は「政府が打ち出した財再削減や増税や社会保障削減政策の影響が消費者心理を一気に冷やし、更に鉱山資源価格の下落や、ここにきてアメリカ経済の失速感が出てきていることが今回の悪い数字となって表れている」とし、「その悪影響は豪経済の広範囲のセクターに亘って見受けられる」としています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2014年4月末時点での豪の鉱山資源及びエネルギー資源関連投資額は、前年のAUD26.8bnからAUD229.bnに低下しました。
今後半年に関しては、現在、認可されているベースではAUD12.8bnしかなく、前年同期実績はAUD25.6bnでしたので、今後、どれだけ上積みされるかにもよりますが、前年同期実績は大きく下回りそうです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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