2014/04/23 14:21 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪ドル、インフレ率上昇期待で買われる
昨日の豪ドルマーケットは、イースターの長期休暇前に売られた分を取り返すまでに買われました。
背景には、今週に発表される2014年第1四半期の豪の消費者物価(インフレ率)が、事前の市場関係者の予想では、前期比+0.8%(年率3.2%)と高かったことが挙げられます。
といいますのもRBAが中期的なインフレターゲットの目標値を2~3%としている為、今回の数字が3%以上であれば、RBAは何らかの対策(政策金利の引き上げ)を取るとの思惑が働いているからです。 しかし、短期金融先物市場における政策金利引き上げの織り込みは、今回の数字が3%以上であったとしても豪の労働市場が弱含みで推移している為、今年は政策金利の引き上げはなく、2015年に入ってからとなっています。
CitigroupのストラティジストTodd Elmer氏は「今回の事前の予想値では、数字の発表をくつろいで見ることが出来なさそうである(発表には注視する必要あり)」と警戒感を示し、「足元の景気回復のモーメンタムが今後も続くとすると、今年の年末には、現在の政策金利では景気にとって金利が低すぎる水準となるだろう」とコメントしています。
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One comment on “豪ドル、インフレ率上昇期待で買われる”
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クロコダイルさんは、いいですね。 果報は寝てまてで。
これからの金持ちは、通貨がペアになる2国に家を持つべきかもしれませんね。 中国は突然、資産を取り上げたりするから、ちょっと怖いというのは
グッチーが以前、書いていた感じになってきまたのでペア国の候補としては要注意ですが